水だけ断食は危険?NGな断食方法とおすすめの方法をご紹介

こんにちは。
いわま薬局・セルフメディケーション部門担当です。

本日は、時々お客様から質問を頂く『水だけの断食・ファスティングはダメなんですか?』という内容から、人間と水との大切な関係と、水だけの断食だとどうなるのか?水だけ断食より良い断食方法はあるのかなどをお話していく予定です。

さて、ダイエット効果や解毒効果・腸活など、さまざまなメリットが期待できることから近年大人気のファスティング(断食)ですが、本来はダイエット方法ではなく、体内のクレンジング・リセットが目的です。

けれども、物理的に1日の摂取カロリーを大幅に削減できる事や、代謝がアップするによって、短期間で集中的に高いダイエット効果が期待できることから、ダイエット目的で実行する方が増えています。
しかし、間違ったやり方で断食を行うと、逆に身体に悪影響を及ぼしかねません。
健康的にリスクのないダイエットを行うためにも、今回はNGな断食方法とおすすめな断食方法を紹介します。

◆人間の身体にとっての水の役割

水だけ断食の良し悪しの話の前に、人間と水の大きな関わりについて少しお話ししたいと思います。
わたしたち人間の身体は成人では約60~65パーセントを水が占めています。そのため、水は健康に過ごすため、生命を維持するために人間にとって不可欠な存在です。身体にとっての水の役割は大きく「血液」「尿」「汗」の3つに分類されます。

*血液と水

血液は赤血球、白血球、血小板、血しょうから成り立っています。この血しょう成分のうち90パーセントほどを占めるのが水なのです。血液は酸素や栄養を身体中に運搬して行き巡らせたり、老廃物を運搬して排出したりします。

体内の水が不足すると、この血液のはたらきに影響が及んでしまうのです。体内の水が不足すると血しょうの割合が少なくなり、その分赤血球、白血球、血小板の割合が増加して、ドロドロの血液になってしまいます
血液が粘度が高く流動性の低いドロドロ血液になってしまうと、酸素・栄養・老廃物を運搬する機能がうまくはたらかなくなってしまい、健康に悪影響があるだけではなく、
お肌の調子が悪くなったりむくみが出たりといった美容面にも影響が出ます。
また、代謝にも影響するので、ダイエット面でも良くない影響があります。

*尿と水

血液のはたらきで運搬された老廃物は腎臓に集められます。この老廃物は腎臓で大量の水により濾過されて、尿として体外に排出されるのです。

また、尿は体内の水分量を調節するはたらきも担っています。飲み物をたくさん飲むと普段よりトイレに行く回数が増えることは皆さん実感されていると思います。反対に水分摂取量が少ないと、腎臓が尿の量を減らします。

尿の量が減るということは、体外に排出される老廃物の量も少なくなってしまうのです。すると、体内に老廃物が蓄積されるため、身体が疲れやすくなったりむくみが生じたりしてしまいます。また尿と一緒に排出されるはずの細菌も体内に溜まり、膀胱や尿路の炎症を引き起こすおそれもあります。

体内の水分量が不足しているかどうかは、尿の色で見分けがつきます。尿が黄色く泡立っている場合は、尿の量が減少して濃縮されている可能性があるため、水分を摂取するように心がけましょう。

*汗と水

汗は身体の表面から分泌されて、99パーセントが水でできています。汗は体温を調整する役割を担っており、皮膚から水分を蒸発させる際に一緒に熱を放出して体温コントロールをしています。

運動をしたり暑いところにいたりすると、体温調節をするために汗をかきます。汗をたくさんかいたにもかかわらず水を飲まないと、脱水症になる危険性があります。脱水症の症状としては、口の渇きや尿量の減少、倦怠感、頭痛、めまい、嘔吐などが挙げられます。目に見えて汗をかいていなくても体温が上昇するような環境下では、皮膚から皮膚から水分が蒸発しているものとして、水分摂取を怠らないようにしましょう。

◆水だけ断食がおすすめではない理由

私たちの健康に大変重要な血液、尿、汗の正常なはたらきのために不可欠な水は、断食中も常に摂取し続ける必要があります。むしろ平常時より多く摂取する事を推奨しています。水はカロリーもゼロのため、ダイエットにも悪影響はありませんし、デトックスのためにも沢山摂取する事が好ましいです。

しかしだからといって、医師の指導の下以外で、自己判断で水だけで何日間も断食を行うのはとても危険です。ここでは水だけ断食がなぜおすすめではないのかの理由を4つ紹介します。

*とにかく辛い

水だけで断食をするということは、断食期間中カロリー摂取量がゼロになるということです。カロリーは身体や脳を動かすエネルギーになるわけですが、摂取カロリーがゼロということは日常生活に必要なエネルギーが大幅に不足するということです。
空腹感・飢餓感をとても感じる事からも、継続も難しく、ストレスも溜まってしまいます。
辛いと繰り返し行う勇気も無くなってしまうため、せっかくの断食も効果半減となります。

*身体を壊してしまう事がある

水はカロリーだけではなく栄養素もほとんどありません。天然水の中には多少のミネラル分が含まれているものもありますが、生きていく上で必要な栄養素のほとんどが大きく不足する事になります。
脳にも栄養が行かず、頭がはたらかずにボーッとしてしまったり、身体がだるく感じたりといった不調が表れやすくなります。また低血糖も起こしやすく生命の危険も伴います。
また、断食につきものの、好転反応の辛い症状も出やすくなります

*筋肉が落ちやすくなる

全く何の栄養素もカロリー摂取もないダイエットでは、身体は脂肪より筋肉を分解しやすくなります。筋肉が減ると一時的に体重が減少するため、ダイエットが成功しているように感じるかもしれません。しかし実際は、筋肉が減ることによって代謝が下がってしまっているため、すぐにリバウンドしてしまいます。

また、代謝が下がることで太りやすく痩せにくい体質になってしまいます。筋肉の分解を最小限にし、脂肪を燃焼しやすいダイエット方法がおすすめです。

*断食で得られるはずの効果が思うように得られない

断食は、デトックス効果やダイエット効果、美肌効果など美容面、健康面でさまざまなメリットがあります。これらの効果に最も影響している要素のひとつが体内の酵素です。

断食を行うことで、体内の酵素の無駄遣いをやめ、代謝酵素を活発に働かせることができます。この代謝酵素が正常に働くことで、さまざまな効果が期待できるわけです。
しかし、代謝酵素に最大限働いてもらうためには、様々な栄養素が不可欠。
特にビタミン・ミネラルが・アミノ酸が大きく不足すると、代謝酵素の働きが悪く、断食をしても思ったような効果が得られなくなってしまうのです。
これらの理由から、何日もの水だけの断食はおすすめではありません。筋肉は落ちてしまい精神的にも身体的にも辛いにもかかわらず、効果も思うように得られないのです。

◆その他のおすすめしない断食方法

水だけ断食がおすすめできない事がよくわかりましたが、その他にも、おすすめできない断食方法が2つあります。

*いきなり長期間の断食を行う

まず、いきなり長期間の断食を行うことはあまりおすすめではありません。普段きちんと1日3食食べ、間食なども多い人が、いきなり何日間も食事を一切口にしない状態だと、そうではない人に比べ、更にひどい空腹感に襲われるだけでなく頭痛、だるさ、腹痛といった好転反応も激しく出てしまう可能性があります。

普段から食事量の多い方が初めて断食を行う方は、半日断食もしくは1日断食からは様子を見て、問題ないようであれば、3日程度の断食を始めてみることをおすすめします。

普段から空腹に慣れている方や、食事量の少ない方は、2~3日程度の断食であれば、思い立って実行も良いと考えます。また、長ければ良いとも考えませんので、仮に6日間断食を続けるのであれば、むしろ3日断食を、少し期間を開け2回行う方が、実行しやすいのではないでしょうか。

*準備期間・回復期間を十分にとらない断食

準備期間も可能であれば設けてほしいですが、何より回復期間を設けない断食は、絶対におすすめしません

たとえば、断食後にお腹が空いているからといって好きなものを好きなだけ食べてしまうのは、リバウンドの原因となってしまいます。また、休んでいた空っぽの胃腸にいきなり脂っこいものやカロリーの高いものが入ってくると、臓器がびっくりして不調を引き起こしてしまいます。
ただし、半日~1日程度の断食であれば、準備期間・回復期間共に、省いても問題はありません。

回復期間はおかゆや味噌汁、野菜スープなど胃腸に優しい消化の良い食べ物を摂り入れるようにしましょう。回復期間のメニューについては、別途詳しく記事を書いていますので参考にして下さい。

*断食を行なってはいけない人

断食期間中は、普段と全く違う生活になるため、思いもよらない事が起こる事もあります。
栄養やカロリーを大幅に制限するので、体力が弱っている人や、食事をきちんと摂取すべき状態の人などは、数日間の断食は行わず、半日~1日程度の断食を繰り返し行ったり、置き換えダイエットをおすすめします。
下記に、断食をおすすめしない方をご紹介しているので参考にして下さい。

・15歳未満の成長期の子供(半日~1日程度はOK)
・70歳以上の健康ではない人・体力がない人
・服薬に際し、食事の摂取が必要な方(糖尿病薬など)
・妊娠中、授乳中
・BMIが低く、極端に痩せている人
・貧血がひどい、体力が低下している人(生理中なども)

◆酵素ドリンクを使うおすすめの断食方法

以上の事から、水だけの断食はあまりお勧めとは言えず、安全面や精神面からも、また断食の効果を最大限に得るためには、良質な発酵酵素ドリンクなどで必要最低限のカロリーや糖質、必要な栄養素を摂取する方法が大変お勧めです。
酵素ドリンクを飲むことで水だけ断食と比較すると空腹を感じにくく、低血糖値による頭痛や吐き気も起きにくくなります。好転反応の症状も和らぐため、途中で諦めてしまう確率も下がることでしょう。

固形物を摂らずに水と酵素ドリンクなどのみを摂取する断食方法は、行う日数によって期待できる効果が変わってきます。
例えば、半日~1日の断食であれば、胃腸などの臓器の休息、体型の維持を目的に行うと良いでしょう。
2~3日の断食であればむくみの改善や滞留便の排出や軽めのダイエット、4~5日の断食であれば大幅な脂肪燃焼や脳の覚醒が大いに期待できます。
先述したように、はじめて断食を行う人は半日~1日の断食から行うようにしましょう。

半日~1日の断食であれば週に1回~月に2回ほどのペースで、2~4日の断食であれば1~2ヶ月に1回のペースで、それ以上の日数の断食であれば半年~1年に1回のペースで行うのが目安です。

◆まとめ

今回は、人体にとっての水の役割と共に、なぜ水だけの断食をおすすめしないのか、逆におすすめの断食方法とはどの様な方法なのかを紹介しました。固形物を摂らない代わりに酵素ドリンクを活用することで、身体のはたらきに不可欠な酵素、様々な栄養素、最低限のカロリーを摂取できます。
また、好転反応の症状が和らいだり空腹感が抑えられたりといった、断食を継続するための嬉しい効果も期待できます。

当社の酵素ドリンクには、酵素はもちろん、栄養素もたっぷりと含まれています。『きせき』には程良いカロリーがあり、ファスティング中の栄養補給と空腹解消にピッタリの商品です。

『バイオきせき』はきせきに比べ低糖質、低カロリーなので、ファスティングにも利用可能ですが、むしろどうしても糖質を制限したい方の普段の健康や美容のためにお勧めです。
双方、多種多様の食物酵素・ビタミン・ミネラル、フィトケミカル・必須アミノ酸、有用菌をまとめて摂取できる、《飲む点滴》《飲む美容液》であり、ファスティングにも腸活にもぴったりなドリンクとなっています。

もちろん、人工甘味料や保存料、香料、着色料をはじめ、防腐剤、pH調整剤、品質安定剤等の添加物は一切使用していない完全無添加のため、どなたでも安心してお飲みいただけます。