酵素とはそもそも何か?酵素とその働きを助ける成分について解説します

手軽に効果が得られることで話題になっている酵素ダイエットについて、最近はテレビなどでもよく紹介されています。
しかし、酵素がどのような成分なのか知っている人は意外と少ないのはないでしょうか。

そこで今回は、酵素というものが一体どんな働きをするのかについて解説します。

□酵素とはどのような成分なのか?

人間の体内では、食べたものを消化吸収している時や新しい細胞を作っている時、様々な物質が休みなく分解、合成されています。
酵素とは、これらの生命活動=化学反応を進める際に、必要不可欠な役割があります。
酵素は、アミノ酸の集合体からできているため、酵素そのものは人体への悪影響はありません。

また、酵素といっても様々な種類があり、それぞれに働きがあります。
例えば、食べ物の消化を助ける消化酵素にもデンプンの分解を行うアミラーゼや、たんぱく質を分解するペプシンなど同じ消化酵素でも種類が異なります。

酵素の働きは、人間が健康に生活する上では欠かせません。
酵素の働きは消化や吸収だけでなく、栄養をエネルギーに変えたり、代謝酵素では、
老廃物を排出して新陳代謝を高めたりと様々なところで健康に関わっています。

□酵素にみられる共通点とは?

酵素の中にも様々な種類があることを先ほど説明しましたが、それぞれ酵素にはいくつか共通点があります。

一つ目は、酵素はそれぞれ特定の物資にしか反応しないことです。

同じ消化酵素でも酵素によって分解する成分が異なり、それぞれ酵素は対象の物質のみを分解します。
例えば、アミラーゼはデンプンを分解しますが、たんぱく質は分解しません。
このように、酵素には特定の相手にしか作用しない共通点が見られます。

二つ目は、酵素が活動できる温度です。

酵素が一番活発に働く温度のことを至適温度と言うのですが、ほとんどの酵素の至適温度は40度前後です。
また、酵素は高熱に弱いため、高温で加熱調理された野菜や、市販の野菜ジュースからは十分な量を摂取できません。
そのため、酵素を効率よく摂取したい方は、発酵酵素ドリンクがオススメです。

摂取の方法としては、基本的には食前に飲むのが消化を助けてくれるのでオススメですが、食前に飲むことで胃腸に違和感がある場合や、飲み忘れる場合は食後でも、お風呂上りでも、本来はいつでも構いません。
また、一日のうち一食を酵素ドリンクに置き換える方法も効果的です。

□まとめ

今回は、酵素の働きについて解説しました。
酵素は決して体に悪影響を与える成分ではなく、むしろ腸活にもお勧めな健康に様々な良い影響をもたらします。
ダイエット食品だと思われやすい酵素ですが
ダイエットをしていない方でも、酵素を積極的に摂取することをオススメします。