腸内フローラをよくすることで代謝物質が生まれるって本当?

腸内フローラと代謝には密接な関係があります。
腸を整えることで代謝物質をしっかりと出せるようになるため、健康的な生活を送る上で腸活は欠かせません。
そこで今回は「腸内フローラと代謝の関係」についてご紹介します。

□食習慣で腸内細菌は変わる?

実は、ベジタリアンの方の腸内細菌とベジタリアンではない方の腸内細菌は大きく違います。
ベジタリアンではない方は、動脈硬化を引き起こしやすい物質であるトリメチルアミンN−オキシド(TMAO)を作る腸内細菌が多いことが分かっています。
TMAOは、肉類にたくさん含まれているカルニチンという栄養素が腸内細菌によって分解されることで生じます。
ベジタリアンと非ベジタリアンなど、食習慣が異なる人の腸内細菌は大きく異なると言えるでしょう。

牛肉や豚肉を過剰に摂取する方の腸内細菌はバランスを崩しやすいです。
しかし、低カロリーで低脂肪、食物繊維が豊富な食事に切り替えると、腸内細菌のバランスは改善されます。
健康のためにも、まずは食習慣を見直すと良いでしょう。

□腸で生成される代謝物質について知ろう!

胃で消化・分解された食べ物は、まるでお粥のようにやわらかくなり、吸収されやすくなります。
その食べ物は、小腸にたくさん存在する消化酵素によって分解され、腸管の細胞が吸収します。
腸の表面はヒダに覆われていて、リンパ菅や毛細血管に繋がっています。
栄養素は、そこから体内に吸収されて全身に運ばれているのです。

小腸で吸収しきれなかった食べ物は大腸に送られます。
大腸には、小腸よりかなり多い量の腸内細菌が存在しており、食べ物を分解して様々な物質に作り変えます。
その分解の過程で代謝物質も作られているのです。
では、具体的にどのような代謝物質があるのかを見ていきましょう。

主な代謝物質は酢酸、酪酸、プロピオン酸などの短鎖脂肪酸です。
これらは大腸の粘膜組織から吸収され、上皮細胞を増殖させたり、粘液を分泌させたり、様々な用途で使われています。
消化吸収をより促進させるためには、この有用な代謝物質を増やすことが必要です。
そのためには、腸内フローラのバランスを整えることが大切でしょう。

腸内フローラのバランスを整えるためには、発酵酵素ドリンクを飲むことをおすすめします。
良い菌や酵素など、腸が喜ぶような栄養素をしっかりと補給して、腸活を進めていきましょう。

□まとめ

今回は「腸内フローラと代謝の関係」についてご紹介しました。
食習慣を整えて、まずは腸から健康にアプローチしてみてはいかがでしょうか。