健康な赤ちゃんを産むために-妊婦さんが知っておくべき5つの鍵-パート2-

こんにちは。
いわま薬局:酵素マイスター&ファスティングアドバイザーの石原です。

本日のお話は、前々回の続き、
妊娠している方、これから妊娠しようと考えている方にぜひ読んで頂きたい
健康な赤ちゃんを産むために-妊婦さんが知っておくべき5つの鍵-】のパート2です。

【健康な赤ちゃんを産むために-妊婦さんが知っておくべき5つの鍵-パート2-】ですが、
パート1を読んでいらっしゃらない方のために、少し補足をいたしますと、
当店のお客様(きせき・バイオきせきを飲んで頂いている方)には、妊娠中・授乳中の方も大変多くいらっしゃいます。
当店の発酵酵素(原液)ドリンクを始められる前に、
『妊娠していても大丈夫ですか?』
『これから妊娠したいのですが問題ありませんか?』
『子供に飲ませても良いですか?』

などというご質問も大変多く頂くことから、
(答えはもちろんYESで大いにオススメなのですが)
なぜ、当店の発酵酵素飲料が妊婦さん、授乳中のお母さんにお勧めなのかの理由も含め

【妊婦さんが知っておくべく5つの鍵】

①抗酸化食品を多く摂る
②良質なビタミンやミネラルを摂る
③外的な要因の悪影響を排除する
④良質な脂質を摂り、不必要な脂質を減らす
⑤腸内環境をととのえ、体に有害物質が吸収されないようにする

以上5つの大切なキーワードについて、2回に分けて詳しくお話をしていく予定の、
今回は後半の③④⑤についてのお話です。

今回の内容にも関係しますが、今は妊婦さんではないけど、赤ちゃんが欲しく妊活されている方には
酵素で妊活、ファスティングで妊活──妊娠しにくい3つの要因をクリアする方法をお話しします
上記もぜひ合わせて読んで頂く事をお勧めします。

【目次】
1: ”You are what you eat” 「あなたはあなたの食べたものできている」
2:① 活性酸素をいかになくすか
3:② 葉酸だけじゃない!妊婦さんに必須のビタミン・ミネラル


4:③ 妊婦さんが必ず避けてほしいもの
5:④ オイルの重要性~オメガ3を摂る~
6:⑤ 腸からの毒素を防ぐ

※今回は後半の③~⑤のお話です

4:③ 妊婦さんが必ず避けてほしいもの

ここでは、栄養素を十分にとる一方で、
タバコのみならず、外的・内的な悪影響があるため、妊婦さんが可能な限り避けてほしいものについてお話します。

最も避けて頂きたいものの代表は、タバコ・アルコール・薬(全てではない)などの化学物質であり、
これらは疑いなく母子両方に大きな悪影響を与えます。

【化学物質】

皆さんは普通に生活しているだけでも、多量の化学物質にさらされます。
例えば、加工食品からの多量の添加物、農薬やダイオキシンなどの環境ホルモン、
魚介類などからは鉛/水銀/カドミニウムなどの重金属類などなど言い出すとキリがありませんが

これらの物質は、母親の胎内に多くあると、赤ちゃんへ流れてしまうのはもちろんですが
【母体優勢の法則】といって、体内の有害物質は母乳から体外へ排泄される事となり
乳幼児の体に取り入れられてしまうことになります。
重金属や化学物質には、脂肪に溶ける性質があるため、体内の脂肪組織に濃縮され、
脂肪分が多く含まれた母乳から排泄されやすくなるのです。

これらが胎児や乳児に取り入れられてしまうことで、アトピー性皮膚炎はじめ
アレルギー疾患の一因となっている可能性が指摘されています。

【水の大切さ】

通常人の体は60%程度が水分です。老化が進むほどに水が占める比率は少なくなり、若い人ほど多くなります。
乳幼児までの頃は、80%が水分なのですが、その水分は全て母親が飲んだ水と食物をもとにしています。

ですので、汚染されていないキレイな水を飲む事も非常に重要です。
水道水には、鉛・カドミニウム・水銀・PCBなど有害物質の安全基準が設けられてはいます。
しかし、仮に安全基準を下回る【安全】な量であっても、すこしづつ体内に入ってきている事には変わりありません。

また、水の消毒のための塩素は、人の体の中で強い酸化作用を及ぼし、
アレルギーなどによる炎症を悪化させるもとにもなります。

今の私達は、それらの有害物質を排泄する力が、慢性的に弱くなっています。
解毒のための代謝酵素の不足から始まり、腸内環境の悪化による毒素発生、
解毒する栄養素の不足や、解毒に関わる肝臓や腎臓の機能を低下させる添加物の過剰摂取も問題です。

ここで知っておいて頂きたいのが、妊娠前にファスティングをする事が、こうした体内の有害物質を取り除くのに
大変重要で、かつ有効であることです。
ファスティングは、妊娠しやすい身体づくりを促すだけではなく、妊娠後や出産後の授乳時にも
お母さんと赤ちゃんの健康を守る役割を果たしてくれます。

ファスティングについては、他のコラムでも様々なお話をしていますし
当店のホームページでも詳しくご紹介しております。

また、個別の相談も承っておりますので、お気軽にご連絡下さい。

もちろん、既に妊娠中のお母様も、ファスティングは難しくても
朝食だけを【きせき・バイオきせき】に置き換えたり、今の生活に1杯の酵素ドリンクをプラスするだけでも
腸内環境が良くなり、老廃物の排泄が盛んになりますのでご安心下さい。

以下のタバコなどは、皆さんは当たり前のように避けていらっしゃるかとは思いますが
参考までに記していますので、再確認してみてください。

【タバコ】・・・百害あって一利なし

1.喫煙のたびに胎児の呼吸運動が減少、停止する
2.早産流産が増加する
3.前置胎盤、早期剥離、出血、破水が増加する
4.低身長児、低体重児が増加する
5.こどもの先天異常(心疾患、口蓋裂、斜視など)が増加する
6.乳幼児突然死症候群(SIDS)が増加する
7.キレるこどもになりやすい

ご自信が吸うのみならず、周りの方が吸った事による副流煙による受動喫煙も大問題です。
副流煙には、主流煙に比べ、約2〜3倍の有害物質を含んでいます。
アンモニアなどの刺激物質は、何と約70倍以上も含まれているそうです。
受動喫煙では、本人が気をつける、気をつけないに関係なく、副流煙を呼吸により肺の奥深くまで吸い込んでしまうので、タバコを吸っている人には近づかないようにしましょう。

【アルコール】

妊娠中に摂取する母親のアルコールは、そのまま赤ちゃんに届いてしまい
【胎児性アルコール症候群】といって、赤ちゃんが母親の摂取したアルコールの影響で
お腹の中での成長が遅くなり、低体重・低身長になるほか、
学習や発達面での知能障害、形態異常、脳性小児まひ、行動障害などが表れる可能性もがあることです。
別名「Fetal_Alcohol_Syndrome」と言って「FAS」と呼ばれています。

【カフェイン】

カフェインを摂取すると、胎盤を通じて母親と同じカフェイン濃度でお腹の赤ちゃんに与えられます。
身体も小さい赤ちゃんには大変な量のカフェインであり、
またまだ内蔵が充分にできていない赤ちゃんにはカフェインを体内で分解して排出できません
カフェインには胎児の中枢神経を覚醒・興奮させる作用があり、
さらに子宮内の胎児発育遅延のリスクが高くなるという問題が生じるのです。

5:④ オイルの重要性~オメガ3を摂る~

妊娠中、および授乳期に、母親がどのようなタイプの脂質を摂取するかということが
赤ちゃんの健康や脳の発達に、非常に大きな関わりがあります。
専門的な話になると、なかなかわかりづらくなってしまうのがオイルの話なので、
ここでは簡単にわかりやすくお話します。

1:酸化した脂質は取らない

市販の透明なサラダ油は、精製時に高温・高圧で圧搾されており、ビタミンEがかなり大幅に失われており
非常に酸化しやすくなっています。
外食でも家庭内でも、1度使用した油はすぐに酸化するので、そういった油で揚げたフライ料理は避けるほうが良いです。
また、ポテトチップスなど、多量の油を使用したお菓子類の油も酸化しているので注意してください。
酸化しにくい油は、ごま油やパーム油です。

2:オメガ6とオメガ3のバランスが大事

市販の植物油のもう一つの問題点は、そのほとんどが、炎症や腫れを引き起こす作用のある物質が作られる
【オメガ6】の脂肪酸で、それを抑制する【オメガ3】の脂肪酸がほとんど入っていない事です。
これらのバランスが悪いと、アレルギー等が発症しやすい体質が作られます。

家庭では、妊娠中だけでもなるべく、サラダ油・紅花油・コーン油・大豆油などは避け、
(上記油は、積極的に摂らなくてもいやでも口にすることが多いので)
オリーブオイル・亜麻仁油・しそ油・えごま油などを摂取するように心がけてください。

3:オメガ3(例えばDHA)を積極的に摂る

動物の脳細胞に含まれる脂肪の約10%はDHAです。特に記憶学習機能をつかさどる海馬にDHAが多く存在しています。
DHAには脳細胞の分裂を促し、記憶や学習の機能を高める働きがあるのです。
また、ある大学の実験では、オメガ3のサプリメントを摂取させた群は性格が穏やかになり、
摂らせていない群は攻撃性が見られるなど、性格面にも影響がでる可能性が指摘されました。

妊娠期から3歳くらいまでの間に脳は成長すると考えられているので
お母さんがオメガ3の脂(亜麻仁油・EPA・DHA)を摂取する事はとても大切なのです。

6:⑤ 腸からの毒素を防ぐ

健康な赤ちゃんを産むために妊婦さんが知っておくべき5つの鍵、最後の1つは
【腸内環境を整える】ということです。

これは、もう何度もお話しているように、妊婦さんだけではなく、これから妊娠したい妊活中の方はもちろん
全ての人に必ず行って頂きたいことです。

腸というのは、植物に例えると根っこで、建物に例えると基礎の部分です。
根っこや基礎が悪いと、植物は枯れてしまい、建物は欠陥がでたり倒壊しやすくなります。

それらと同じで、人間も腸内環境が悪いと、体の全てに悪影響が出てしまいます。

・肌が荒れます
・免疫が下がります
・精神疾患が出やすくなります
・アレルギー疾患がでやすくなります
・有害物質の排泄がしづらくなります
・腸内で発生した毒素が血液に乗って全身に行き渡ります

もちろん、腸内フローラも子宮内フローラも同じ細菌そうなので関連が大きいのは当然です。

妊娠しづらくなる事、妊娠の継続に影響する事、
そして、お母さんの体と直結している赤ちゃんに多大な影響があることは、容易に想像ができます。

また、基本的な事としても、せっかく摂取した様々な大切な栄養素も、腸の環境が悪いと
吸収ができず、無駄に終わってしまいます。

これまで【パート1】でもお話した内容含め、①~④の全てにも、この⑤の腸内環境(腸内フローラ)を整える
ということが大きく関係します。

いくらがんばって、
①抗酸化食品を多く摂り、
②良質なビタミンやミネラルを摂り、
③外的な要因の悪影響を排除して、
④良質な脂質を摂っても、

⑤腸内環境が悪いと、効果は半減してしまう可能性もあります。

それどころか、腸内で発生した毒素が血液を通じて赤ちゃんに行ってしまうなんてもってのほかです。

更に言うと、妊娠中や授乳中は、病気になってもお薬もなかなか飲む事が難しいです。
そのため、免疫を強化して、病気にならない体を作る事が何よりも大切です。

これも何度もお話していますが、腸は私達の体の中の最大の免疫器官です。
腸だけでも免疫の60%程度を担っているとも考えられ、さらには、腸で作られた免疫細胞は
血液をめぐり、全身で免疫戦士として戦ってくれます。

お母さんの免疫は赤ちゃんの免疫にもなるのです。

この腸内環境を整える=【腸活】は、私が何よりもお勧めする健康法です。
美容にも健康にも、腸活が最善で、最短の道だと考えています。

そして、その【腸活】を、最も簡単に行えるのが、【ファスティング】であり【酵素生活】だと考えています。
詳細は
腸活するなら「酵素生活」がオススメ──もっとも簡単で効果的な「最善の腸活」のお話
などでもお話していますが、
ものすごく簡単に単純に言ってしまうと、腸活というのは、
腸内の善玉菌を増やし、悪玉菌の発生を抑え、より腸内を善玉菌優位にすることです。

そのために私達がすることは、

・良い菌を体内に入れる
・発酵食品を多く摂取する

→ 発酵食品をつくる菌にはよく耳にする乳酸菌やビフィズス菌の他に、
麹菌、酵母菌、酢酸菌、納豆菌などもあり、これらは日本人の身体に一番合っています。
古くから受け継がれてきた大切な知恵であり、日本人は昔から発酵食品をとることで免疫力を高めていたのです。
→ 当店の発酵酵素原液は、伝統の5種の有用菌で100種類以上の原材料を完全発酵させた発酵食品です

・未消化物を腸に送らないようにする

→酵素が足りず、口から摂取したものの未消化物が残り、腸まで行ってしまうと、
未消化物が腸内の腐敗菌の餌となり、悪玉菌がどんどん増えて、腸内環境を悪くしてしまいます。
現代人は動物性たんぱくの摂取が大幅に増え、炭水化物を極端に減らし過ぎる事もあり
この現象が非常に多く見られます。
→ 当店の発酵酵素原液は、様々な栄養素に加え、消化酵素・代謝酵素の塊です。
  上記のような問題を大いに改善します。

・体内の毒素を排泄する

→【酵素ファスティング】には様々な効果がありますが、最大のメリットは体内のデトックス=毒だしです

【酵素ファスティング】や【良質な発酵酵素ドリンクの摂取】が、
健康な赤ちゃんを産むために、妊婦さんが知っておくべき5つの鍵、全てに関係する事が
よくお分かりいただけたと思います。

今回のパート2からご覧頂いた方は、ぜひ
健康な赤ちゃんを産むために-妊婦さんが知っておくべき5つの鍵-パート1】 も
合わせて読んでください。
よりお役に立てることと考えています。

ご不明な点等ございましたら、どの様な事でもお気軽にご相談くださいませ。

本日も、最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
また、来週の水曜日にお会いしましょう。

いわま薬局
いわま酵素:石原あかり