酵素で妊活、ファスティングで妊活──妊娠しにくい3つの要因をクリアする方法をお話しします

こんにちは。
いわま薬局・ファスティングアドバイザー&酵素マイスターの石原です。

いわま薬局で、発酵酵素原液を扱いだして早くも40年以上が経ちました。

最初は、しんどい・野菜不足・便秘などのご相談が多かった所から、
段々と、飲んでいるうちに肌や髪がきれいになることから、美容目的で始められる方も増え、
ここ10年ちょっとは、【ファスティング】がものすごく注目されるようになり、
酵素といえば、美容も健康も手に入る最強の方法である【ファスティングのためのドリンク】と
イメージされる方も多くいらっしゃるようになってきました。

そしてそんな中、ここ数年で目立って増えてきたご相談が
一般不妊検査を終了し、明らかな原因は見当たらない、問題は無いはずなのに
【赤ちゃんができづらい】【妊娠が継続しない】といった内容でした。

また、検査等で原因がわかり、それに沿った不妊治療をしているにもかかわらず
同じく、【赤ちゃんができづらい】【妊娠が継続しない】 という方が多い事にも驚きました。

生殖器は胃や腸と違って、直接食べたものが通る場所ではありませんが、
それは、膵臓や肝臓など他の臓器も同様。
やはり、口から入ったもので身体はできているのだから

・酵素や他の身体に不可欠な栄養素を積極的に摂取する事
・ファスティングで体内の大掃除をする事
・体内フローラのバランスを整える事

これらが 【赤ちゃんができづらい】【妊娠が継続しない】 という現象の改善に繋がらない訳がないと考え、
もちろん同時進行で科学的な根拠も学びつつ、
悩める女性達に、酵素を多く摂取する事を含む食生活全般のお話や、
酵素ファスティングの実践をご提案しました。

すると、やはり、【妊娠できました!】【無事安定期に入りました!】というお声を頂くことが少しづつ増え
また同時に(話は少しそれますが)
妊娠中にも継続してお召し上がりいただくことで

・両親共にアトピーで心配でしたが、子供は今の所出ていません
・何も食べれないつわりのときに、これだけが命綱でした
・妊娠中も便秘知らずで風邪知らずで、お薬が飲めない中でも
 とても快適に過ごせました

といった嬉しいお声も頂き、これは皆様にご紹介すべき内容だな・・・と考え
本日は
【酵素で妊活!ファスティングで妊活!腸内フローラだけじゃない子宮内フローラ】のお話をしたいと考えます。

【目次】
1:酵素の摂取または酵素ファスティングが妊活になる理由
2:よく聞く腸内フローラじゃないの?子宮内フローラって何?
3:子宮内フローラの改善で最高で最強の妊活を

1:酵素の摂取または酵素ファスティングが妊活になる理由

一般不妊検査を終了し、明らかな原因は見当たらない、問題は無いはずなのに
また、原因に沿った不妊治療を行っているにもかかわらず、
【赤ちゃんができづらい】【妊娠が継続しない】といった事が起こるのには、
大変様々な要因があるのは事実ですが、ここではその中でも身体にまつわる3つの大きな要因について掘り下げ
その要因の解決に、酵素や酵素ファスティングが役立つ事をお話いたしと考えています。

1-1:ストレスと活性酸素

『ストレスは妊娠に良くない』そんなことは、みなさん百も承知だと思いますが、
現代社会では、ストレスを受けないようにするのは不可能に近く、ストレスを減らす事すら
なかなかできないのが現状です。

ストレスが妊娠に良くない理由は、ストレスによって大量に発生する活性酸素が、
夫婦共の不妊の原因となり得るからで
す。

そもそも活性酸素は、本来は私達の身体にとって必要なもので、
私達の身体は、生きていくためのエネルギーを作る過程で、必ず一定量の活性酸素を発生します。
しかし、精神的ストレスや肉体的ストレスを受けると、必要量以上の、本来発生する何倍もの
過剰な量の活性酸素が発生する事になり、これが不妊の大きな原因になるのです

→ 過剰な活性酸素は女性の子宮内膜を薄くして、受精卵を着床させにくくさせ、
  また、男性の精子を傷つけて、精子数を減少させる
(Journal of Mammalian OvaResearch 2009)

→ 過剰な活性酸素はホルモンのバランスを崩し【月経のメカニズム】を乱し、
  不妊を引き起こす一つの大きな要因となる
(医学のあゆみ2006)

→ 身体に活性酸素が過剰にあると、卵胞で良質な卵子が作られず、卵の受精能力が低くなり、受精率が低下する。
  しかも受精できたとしてもその後の受精卵の発育能力も低下する。
(医学のあゆみ2006)

この様に、妊娠しやすく、また、妊娠を継続させるためには、
増えすぎた活性酸素を減らすことがとても大切になります。

今あるストレスを減らす事は難しくても、発生してしまった活性酸素を取り除く事で
ストレスに対抗する事はできます。

ではどうすれば【活性酸素】は除去できるのか

最も効果的な方法としては、
1:抗酸化作用(活性酸素を取り除く力)のある成分を積極的に摂取する
2:デトックスを行う

この2点になるのですが、正に、これは、

1:良質な酵素ドリンク等の摂取
2:酵素ファスティング 

この2つの方法そのものなのです。

代表的な抗酸化成分としては、
・ビタミンE・ビタミンC・ビタミンA などのビタミン類
・カテキン・ポリフェノール・リコピン などのファイトケミカルがありますが

それら以上に、まるで活性酸素に対抗するために生まれたようなすごい抗酸化成分が
SOD (スーパーオキシドジスムターゼ)・グルタチオンペルオキシダーゼ・カタラーゼ
などの、 酸化還元酵素なのです 。

これらのスペシャルな酸化還元酵素は、元々は人間に備わっている抗酸化作用
体内である程度は合成できるようになっているはずなのですが、

・加齢とともに合成しづらくなる
・過食や飽食、食の欧米化で、体内酵素が無駄遣いされ、 酸化還元酵素の合成がおいついていない
・過度なストレスで活性酸素が過剰で、 酸化還元酵素が不足している

上記のような理由で、大半の方に足りているとは言えない状況です。

妊娠を希望される年齢が、男女ともに年々上がってきていることもあり、
やはり、外から 酸化還元酵素を補うことが必須になっているように考えます。

私がおすすめしている【きせき・バイオきせき】は、
水を全く使用せず製造している、発酵酵素原液なのですが、
様々なビタミンやミネラル、必須アミノ酸(全て)やファイトケミカルに加え
100種類以上の原材料の酵素成分がたっぷり入っています。

70年以上、酵素一筋の老舗酵素メーカーに製造を依頼しておりますので
流行りで作られた酵素ドリンクとは全く違っており、
上記でお話ししている【酸化還元酵素】が、とりわけ多く含まれていることも大きな特徴の一つです。

そのため、今の生活にプラス要素として取り入れて頂き、ただお召し上がり頂くだけでも
充分な抗酸化成分が補え、

また、その酵素原液を使用しての【酵素ファスティング】をして頂くと
大変効果的な【デトックス:毒出し】となりますので、更に、活性酸素が体外に排泄されることとなります。

過剰な活性酸素を除去できれば、ストレスによるダメージを和らげる事ができるのですから
夫婦で適切な栄養補給を行い、
かつ、体内の余計な毒素や老廃物を、しっかりと排泄できる身体づくりをして、
ストレスに負けない妊娠しやすく、継続しやすい身体づくりをしていきましょう。

1-2:腸内環境の悪化も不妊の要因

妊娠を望まれる方にとって腸内環境を整えることは必要不可欠です。
このことは、妊活の本や、産婦人科等でも指導されることが大変多く
随分と皆さんに行きわたってきている知識かと考えます。

先に話した活性酸素の除去にも、腸内環境を整える腸活は、大変大きな役割を果たしています。

産める体づくりは「食べ物を受け止める体づくり」です。
何をどう食べるかで終わるのではなく、食べた後にどう体内へ吸収され活用されるかの認識が重要になってきます。

その他にも、腸内環が悪いと、下記の様な不妊の要因となる可能性があります

 ・有害物質が多く発生し、それらが体内に多く行きわたり、妊娠しにくい身体に
 ・ホルモンの製造に悪影響
 ・セロトニンの90%は腸で製造されている(幸せ物質の減少は過度なストレスに直結)
 ・身体が冷えるので、妊娠しづらくなる

妊娠しづらい身体という点以外でも、腸内環境(腸内フローラ)が
私たちの健康に、多大な影響を及ぼしている事は、
【 すべての不調は疲れた腸から その1 】【すべての不調は疲れた腸から その2
詳しく紹介しているので、興味のある方は、読んでみて下さい。

更に言うと、肥満も不妊の大きな原因となります。
腸活が、肥満予防・肥満改善につながる事は、前回の太りやすい原因は腸内環境にあった でもお話ししました。

この様に、やはり妊活=腸活といっても過言ではないことが
昨今の研究でも明らかになってきているようです。

具体的な腸活の方法は【最も簡単で効果的な”腸活”は酵素生活です】を参考にして下さいね。

さて、最後の3つ目の大きな要因ですが、
こちらは、少々新しい掘り下げが必要なため、下記に別のコンテンツとしてご紹介したいと思います。

3つ目の要因は【子宮内フローラ】の乱れです

2:よく聞く腸内フローラじゃないの?子宮内フローラって何?

腸内や皮膚、口の中など、身体の中のあらゆる場所には、様々な菌が住み着き私達と共存しています。
その数は100兆個以上!
人間の細胞が37兆個と言われているので、細胞よりはるかに多い菌と共存しているというのは驚きですね。

しかし、驚いている場合ではなく、そんな、細胞の何倍も存在する菌たちだからこそ
そのバランスが、私たちの身体に多大な影響を与えていることを忘れてはなりません。

100兆個といわれる菌たちですが、その大半が腸内フローラとして腸に存在するため
昨今、腸内環境(腸内フローラ)が、私たちの健康に甚大な影響を与えていることが
様々な研究からわかってきた、という話は、もう何度もしましたが

本日は、今まで無菌状態だと考えられていた【子宮】、つまり一匹の雑菌もいない超清潔な【空洞】だと
考えられていた子宮内腔にもたくさんの細菌が住んでいて、
その菌の種類や数が、妊娠というものに大きな影響を及ぼしているというお話をします。

【フローラ】とは、細菌の集合体の事で、【子宮内フローラ】とは、
子宮内に存在する色々な細菌の集合体が、お花畑の様に見える事からそのように言われるようになりました。

子宮内は長い間、無菌状態と考えられていましたが
2015年、アメリカのラトーガス大学の研究者により、子宮内にも善玉菌が存在することが発見され
善玉菌が、着床時の免疫に影響を与える可能性をしてきしました。

その後、2016年、米国スタンフォード大学の研究者らが、
妊娠したグループと、妊娠しなかったグループの子宮内の善玉菌の量を調べたところ
『妊娠しなかったグループの子宮内には善玉菌が少ない傾向にある』ことを見つけました。

さらに、子宮体がんや子宮内膜症と関わりの深い菌の発見もされ、
子宮内フローラの状態と、女性の健康が密接に関わっている可能性が、昨今、次々と報告されています。

その子宮内に豊富に存在し、様々な影響を与えている善玉菌が【ラクトバチルス属菌】と言われるものです。

3:子宮内フローラの改善で最高で最強の妊活を

子宮内に豊富に存在していると分かった 【ラクトバチルス属菌】 ですが
悪玉菌の増殖を防ぎ、善玉菌を増やすという2つの効果を持っています。

抗生物質の様に、全ての菌を殺してしまうわけではなく、
ピンポイントで程よく効果を発揮してくれるのが、ラクトバチルスの良いところです。

また、子宮内に、善玉菌以外の雑菌が多く増えてしまうと、
不妊の原因となり得る、子宮内膜症・卵管炎などの炎症が起きたり、
病原体と戦うために子宮内膜で免疫が活性化しすぎてしまい、
それによって受精卵を【異物】として攻撃してしまい、妊娠の継続を邪魔してしまう可能性もあるのです。

2016年にスペインのクリニックにて、不妊治療中の患者を対象に子宮内フローラを調べ、
着床や妊娠の継続に影響を与えているかを調べた、興味深い結果があります。

https://www.ajog.org/article/S0002-9378(16)30782-7/abstract より

上記論文において、不妊と膣および子宮内の細菌叢(フローラ)の関係性を調査した結果、
ラクトバチルス菌が90%以上存在する、正常な子宮内フローラは、
着床期間中、非常に安定に保たれること、
ラクトバチルス菌の割合の低下が、妊娠率・着床率・妊娠継続率・出産成功率の低下と相関していることが示されました。

つまりは、子宮内フローラに善玉菌(ラクトバチルス菌)が欠かせない存在であり
多く存在することが、不妊改善の可能性を大いに秘めている事は確かだと言えます。

では、ラクトバチルス菌を体内に多く取り込むためには
どうすればよいか

子宮内や膣内にラクトバチルス菌が少ないと判明した場合、以下の様な改善策が考えられます。
 1:菌に合わせた抗生剤の投与
 2:子宮内の洗浄
 3:サプリメントの摂取
 4:食事や生活習慣の見直し

1・2は、クリニックの判断が必要で、かつ、一時しのぎにしかならないようにも感じられ、
やはり、3・4の様に、継続しやすく、体質からの改善が望ましいと考えます。

具体的な方法としては、子宮内フローラの改善も、腸内フローラの改善も
同じ体内フローラの改善ですから根本は同じです。
上記同様 【最も簡単で効果的な”腸活”は酵素生活です】 を参考にして頂ければと考えますが

最も簡単で効果的な方法として、ここでも【きせき・バイオきせき】がお役に立てるようです。

【きせき・バイオきせき】 には、
・ラクトバチルス アシドフィルス
・ラクトバチルス ブレビス
・ラクトバチルス カゼイ
・ラクトバチルス ブフネリ
・ラクトバチルス ギャセリ
・ラクトバチルス パラカゼイ
・ラクトバチルス プランタルム
といった【ラクトバチルス属菌】が豊富に含まれています。

実際、30~60歳の44名の、半分(22名)は【きせき】を1日60ml
もう半分(22名は)【プラセボ】を1日60ml飲んでもらい、2週間後・4週間後
実験終了後飲まずに2週間後の3回の細菌の状態を調べたところ

【きせき60mlチーム】

・ラクトバチルス菌は、摂取前<2週間後<4週間後と、急激に増え
 実験終了後摂、摂取しなくなると、徐々に減少した

・大腸菌などの悪玉菌は、ラクトバチルス菌が増えるのと反比例で減っていき
 実験終了後は、ラクトバチルス菌の減少と共にやや増加傾向にあった

【プラセボチーム】

・ラクトバチルス菌も大腸菌などの悪玉菌も、特にいい気な変化はなかった

酵素ファスティングを実行後に測定すれば、更に大きな変化があったことは想像できますが
ただ単に、今の生活に取り入れるだけでも、
【ラクトバチルス菌】の増加にはつながる可能性があるという実験結果が出ました。

本日の3つの要因
 ・活性酸素
 ・腸内フローラ
 ・子宮内フローラ

妊娠の約束をできるわけでは決してありませんが、
少なくとも、 【赤ちゃんができづらい】【妊娠が継続しない】 という現象の大きな要因となっている
3つの要因(もちろん他にもたくさんの要因があります)の改善に、
【きせき・バイオきせき】や【酵素ファスティング】が、お役立て頂けるのではないかと考えております。

本日も、最後まで読んで頂きありがとうございました。

ご不明な点など、どの様な事でも、どうぞお気軽にご相談くださいませ。

いわま薬局:石原あかり

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