すべての不調は疲れた腸から その2

こんにちは。
いわま薬局・ファスティングアドバーザー&酵素マイスターの石原です。
本日は前回のブログすべての不調は疲れた腸から その1に引き続き
腸がどれほど人間の身体で重要な位置をしめているか
腸の不調がいかに私たちの病の原因となっているか【その2】をお届けいたします。

前回は、
 ・基本的な腸内フローラの説明
 ・腸内フローラと心(脳・精神)の関係 についてお話ししました。

前回同様、 そんなウンチクはいいから、とにかく【腸をきれいにする=腸活】の方法だけ知りたい!
という方は 【 最も簡単で効果的な”腸活”は酵素生活です 】 だけ読んで頂ければ充分です。

【目次】
1: 免疫の正体
2: 腸内フローラと免疫

1: 免疫の正体

1-1:免疫がないと人はあっという間に命をおとす

みなさんは、【免疫】っていうと何を思い浮かべますか?

私を含め多くの方は、 上↑の写真でも表している通り、

・【風邪やインフルエンザに罹らないように守ってくれるもの】
・【ばい菌が傷口などから入ったときに戦ってくれるもの】


といった事を思い浮かべると思います。

もちろん、それらは正しい事なのですが、みなさんが考えている以上に
私達の健康は免疫によって左右されるということをお話しします。

少し極端ですが、いかに免疫が大切かということを分かりやすい例でいうと、

HIV( ヒト免疫不全ウイルス )感染

このウイルスに感染し、その後、発病した症状(病名)の総称を【 AIDS(エイズ)】といって、
この名称は、みなさんもよく耳にすると思います。

とても怖いという印象があるウイルスですが、

このウイルス自体が、直接身体を攻撃して病気にする訳ではありません

感染力も弱く、 熱や塩素に弱く、人体の中に入らなければ生きられないウイルスです
では、なぜこれほどまでに恐れられ、死をも覚悟する場合があるかというと
このウイルスは、簡単に言うと

【私たちの免疫をなくしてしまう】のです

人間の免疫システムを攻撃して無力化してしまうのが
他のウイルスにはない、このウイルスの最も恐ろしい点なのです。

通常の人間は、当たり前にある免疫システムのおかげで、
日常のそこらじゅうに存在する菌やウイルスに簡単には感染しません

ところが、HIVの攻撃によって免疫が非常に弱ってしまうと
ありとあらゆる細菌・真菌・ウイルスに感染し、重症化しやすくなります。
それは想像以上に恐ろしい事です。

その結果、みなさんもご存知のような、ひどい症状が現れ、治療が追いつかなければ
死に至ってしまう可能性もあるということです。

さらに、免疫が弱いと起こりうる病は、感染症などだけではありません。

○ 癌(ガン):悪性腫瘍 

正常細胞のがん細胞化は、それほど珍しい現象ではありません。
体内では毎日のように起こっている現象です。
しかし、免疫細胞がそれを侵入者として認識し、排除するため、
通常であれば、大きながんに育つことはほとんどありません


しかしながら、免疫システムが働かず、がん細胞が排除されないと
そのまま大きく育ってしまうことになります。

このように免疫細胞は、ウィルスや細菌といった外敵だけではなく、
同時にがんという病気からも私たちを守っています

もし免疫が全く無ければ、
人はあっという間に死に至ります

  

1-2:免疫が過剰でも大変困る

では、とにもかくにも免疫が強くなればよい!免疫よ敵をどんどん攻撃だ!
かというと、そうでもないのが、免疫の厄介な所なのです。

免疫が、外部からの侵入者(敵)だけを、
排除に必要な適度な力で攻撃するという所までは良いのですが

免疫が、侵入者に対して、過剰なまでに反応したり、
誤って、外敵ではない自らの細胞や組織を攻撃してしまうということが大きな問題となっています。

○ アトピー性皮膚炎・喘息・花粉症などのアレルギー疾患

○ クローン病・膠原病・関節リウマチなどの自己免疫疾患


これらは、免疫システムが狂ってしまう事で起こると考えられています。
つまり、免疫の働きは、強すぎても弱すぎてもダメで、
バランスよく正常であることが大切なのです。

次は、本日の本題、そんな重要な免疫と腸との密接な関係についてお話いたします。

2:腸内フローラと免疫

2-1:最大の免疫システム

最初に結論を申し上げますと、

腸は人体の最大の免疫器官です

腸は、栄養分を吸収する一方で、
細菌やウイルスなど人体の敵となるものは吸収せず排泄しなければなりません。
そのため、血液中を流れるリンパ球といわれる免疫細胞の多くが腸に集まっており
それらの免疫細胞が腸の粘膜やヒダに集まって、パイエル板という大変重要な免疫器官を形成しています。

パイエル板含め、いくつかの免疫が腸に集まった腸管免疫
人体の最大の免疫器官となっており

全免疫システムの60~70%を占めると考えられています

また、パイエル板に存在する免疫細胞たちは、腸内だけにとどまらず
血液に乗って全身にも運ばれ、体の各所で病原菌やウイルスなど敵を見つけると攻撃する“戦士”となります。

このように、人体の免疫システムの多くが、腸に集中していることから
昨今、この腸内の環境=腸内フローラの状態が
私達の健康に非常に大きく関わっている
ことがわかってきました。

腸内フローラのバランスが悪く、
腸の免疫システムがきちんと機能していない状態だと、
みなさんの免疫力は半減してしまい、非常に病気になりやすいということになります。

逆もまたしかりで、腸内フローラを整え、腸管免疫の力を最大に発揮できれば
病気に罹りにくい、健康な身体が手に入るということです。

 

2-2:アレルギー疾患について

免疫の正体のところでも軽く触れましたが、
・花粉症・アトピー性皮膚炎・喘息などの、アレルギー疾患にも、
腸管免疫は、大きな関わりがあると考えられています

直接の原因としては、【免疫の過剰な反応】と考えられていますが、
では、なぜ、免疫がそんな過剰な反応をしてしまうようになったのでしょうか。

昔は、アレルギー疾患は大変少なく、現代病と言っても過言ではないため
何かしら、現代特有の原因があるはずです。

1:腸内環境の悪化によって、
  腸管免疫のシステムが正常に働いていない

2:腸内環境の悪化によって、腸粘膜に傷ができ、
  そこからタンパク質が漏れ出てしまい
  過剰な免疫反応が起こる

原因はこの2つの出来事によるものだと考えられます。

やはり、腸内環境(腸内フローラ)のバランスが、免疫のバランスに直結するというのが
当たり前の結論のようです。

前回のすべての不調は疲れた腸から その1 でも同じことを申しましたが、
最も簡単で効果的な”腸活”は酵素生活です 】 の方法で正しい腸活を実践され

腸内環境を良くすることで、

 ・今年はインフルエンザにかからなかった
 ・【きせき・バイオきせき】を飲み始めて風邪をひかなくなった
 ・酵素断食を繰り返していると、花粉症が軽減した
 ・気づいたら喘息発作が出なくなっている

といったお声は、本当に多く頂いております。

これからの季節にとても心配なインフルエンザや風邪、
将来が心配で、たくさんの保険をかけている【ガン】だって、
毎年しんどい花粉症も、毎日が辛いアトピー性皮膚炎も、
腸を健康にすることで、少しでもリスクを減らす事ができるのですから

今日から、腸内フローラを意識して、腸活に励む事を強くオススメします。

最も簡単で効果的な”腸活”は酵素生活です

本日も、最後まで読んで頂きありがとうございます。

腸(腸内環境)が私たちの心に、とてつもない影響を与えていることが
皆様にもよくお分かりいただけたかと思います。

ご不明な点がございましたら、どの様な事でもお気軽にご相談下さいね。

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