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腸の不調は身体の異常や病気の原因に──腸内フローラが心と身体に及ぼす影響

こんにちは、いわま薬局ファスティングアドバイザー・酵素マイスターの石原です。

当サイトおよびブログにて度々触れている、「腸内フローラ」という言葉。

世界中で注目を浴びているこの腸内フローラが「腸」を語る上で大変重要なキーワードであることが、近年知られてきています。

腸がどれほど人間の身体にとって重要な存在か、そして腸の不調がいかに病の原因となるのか、腸内フローラがどう関わっているのか。

今回はそんなお話をさせていただきます。

「美しく、若く、元気に、明るく」

そんな風に生きていきたい方、ぜひ最後までお読みくださいませ。

医学の世界から注目を浴びている腸内フローラ

近年、腸内環境に関する研究が大変盛んに行われております。

その中で医学の世界から大変注目を浴びているのが、「腸内フローラ」という言葉。

世界的に権威のある学術雑誌「Nature」や「Science」でも以下のような論文が報告され、世界中の注目を集めました。

  • 腸内フローラと肥満(2010:Science)
  • 腸内フローラとうつ病(2012:Nature)
  • 腸内フローラと膵臓がん(2013:Nature)

このように研究が進む中、

「腸の不調こそが身体の異常や病気の原因になっていた」

という指摘がされるようになりました。

つまり、「腸内フローラを整えること」こそが健康への最大の近道ではないか、と考えられ始めているのです。

腸内フローラ=腸内環境

腸内細菌による腸内のお花畑が「腸内フローラ」

これほどまでに注目を集める「腸内フローラ」とは一体何なのか、改めてご説明いたしましょう。

私たち人間の腸内には約1.5kg、数にして数百兆個もの腸内細菌が住んでいます。

身体に良い影響を及ぼす善玉菌、腸内の腐敗を生み出す悪玉菌、さらには体調によって善玉菌にも悪玉菌にもなり得る菌たちが常にせめぎあい、バランスの取れた状態を保とうとしています。

そんな多種多様な菌たちが生息している腸内の状態が、まるでお花畑(=フローラ)のように見えることから、腸内環境を「腸内フローラ」と表現するようになりました。

腸内フローラの乱れが身体の不調をもたらす

腸内フローラは、以下のようなことが原因となりバランスを崩してしまいます。

  • 加齢
  • 偏った食事や食べ過ぎ
  • ストレスや過労
  • 安易な抗生物質の服用

腸内フローラのバランスが大きく崩れることで、体内に有害物質が発生し、次のような症状を引き起こすと考えられています。

  • 便秘や下痢
  • 肌荒れ
  • 疲労
  • 口臭や体臭
  • 発がん性物質の産生
  • 肥満

腸内フローラは「心」とも深い関係がある

腸は「第二の脳」

腸は、独自の神経系を持っています。

それはつまり、「脳からの指令がなくても働くことができる唯一の臓器」であるということ。

しかも、腸と脳の間にはバイパスのような太い神経ケーブルがあり、直接情報のやり取りをしています。

そうしたことから、腸は「第二の脳」と呼ばれるようになりました。

昔から「腸=脳」であることは知られていた

  • 腹が立つ
  • 腹を割る
  • 腹が黒い
  • 腹が決まる

こういった言葉、皆さんも昔からよく言ったり聞いたりしていませんか。

よくよく考えたら、変な言葉ですよね。

腹は立ちませんし、腹を割ったら大変なことになります。

腹が黒くなることはないですし、ましてや腹が決まるとはどういうことでしょう。

でも、どの言葉も当たり前のように日常で使いますし、意味も通じます。

  • 腹が立つ=怒っている様
  • 腹を割る=考えを正直に話すこと
  • 腹が黒い=悪い考えを持っている様
  • 腹が決まる=決心すること

もうお気づきだと思いますが、全て心、気持ち、考えを意味しています。

心や気持ち、考えは全て脳が司ること。

そして、腹とはすなわち腸。

腸は「第二の脳」とも言われますが、そのことをこれら言葉は的確に表しています。

昔の人は、体験によって「腸=脳」であることを理解していたのですね。

腸の状態が悪いと、心や気持ちの状態も悪くなってしまうことを、当たり前に知っていたのです。

セロトニンの95%は腸で作られる

腸が第二の脳であることは、現在科学的にも解明されています。

さらに、幸せホルモンとして知られるセロトニンが、腸にも存在していることがわかってきました。

セロトニンとは、脳内で働く神経伝達物質の一つで、感情や気分のコントロール、精神の安定に深く関わっています。

セロトニンが不足すると、脳の機能に低下が見られたり、心のバランスを保つことが難しくなります。

それだけでなく、セロトニン不足がストレス障害やうつ、睡眠障害などの原因になりうることも知られています。

そんな人間にとってとても重要なホルモンであるセロトニン、実にその95%が腸で作られているという事実が、すでにわかってきています。

社会問題となっているうつ病を始め、現代人を悩ます精神疾患の緩和に腸内フローラの改善が大きく役立つことは、もはや当たり前の事実となっているのではないでしょうか。

腸と自律神経は密接に関係している

腸は、自律神経とも密接に関係しています。

自律神経とは、すごく簡単に言ってしまえば、自分が意識しなくとも自動的に働く神経のこと。

自律神経が乱れると、臓器そのものには悪いところがなくても身体のあちこちに様々な不調が現れるだけでなく、不眠や不安、動機といった精神面の不調までも現れます。

昨今の研究により、腸の乱れと自律神経の乱れは、相互関係にあることがわかってきました。

相互関係のわかりやすい例を一つ挙げると

「緊張したりストレスがかかるといきなり下痢になる」

というようなことです。

実際にそんな経験された方も、少なくないでしょう。

自律神経を整えれば腸内環境も整い、腸内環境を整えれば自律神経の乱れの改善も期待できる。

腸と腸内フローラが、私たちの心にとてつもない影響を与えていること、ご理解いただけたのではないでしょうか。

腸内フローラを整えて美しく、若く、元気に、明るく

ここまで、腸内フローラについてお話をさせていただきました。

腸内フローラを整えることが、健康への最大の近道となること、ご理解いただけましたでしょうか。

いわま酵素のお客様で、実際に酵素ファスティングや酵素飲料の摂取により腸内環境の改善を果たした皆様からも

「やる気が出るようになった」
「よく眠れるようになった」
「イライラが減った」

というようなお声をたくさん頂戴しております。

最近体調が優れない、近頃メンタルが安定しない、そんな方はぜひ腸活で腸内フローラの改善に取り組みましょう。

腸活については、こちらの記事で詳しくご紹介しています。

初めて腸活に取り組む方は、ぜひ参考になさってください。

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

腸活や腸内フローラ、酵素ファスティング等どのようなことでもご質問やご相談ありましたら、お気軽にお問い合わせフォームよりお問い合わせください。

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