大切な人には食べさせないで!その食べ物、思っているより危険です…

こんにちは。いわま薬局:セルフメディケーション担当です。本日のお話は《あなたが気づいていない危険な食べ物》についてです。
みなさんが普段当たり前のように食べているものの中には、一見普通のおいしそうな食べ物・体によさそうな食べ物に見えても、健康に害を及ぼす危険な食べ物が非常に多くあります。
本日は、現代の食生活の危険性や、それを避けて、みなさん自身と大切な人たちが、健康で長生きして行くためにはどうすれば良いかをお話ししていきたいと思います。

なお、一部内容は一般社団法人日本オーガニックレストラン協会代表理事でいらっしゃる、南清貴さんの著書《大切な人に食べさせたくないもの、食べてほしくないもの》を参考にさせて頂いております。
この記事を読まれ、興味を持たれた方は、ぜひ本書も読んでみて下さい。

私達の体は、私達が口にしたものだけでできています。みなさんが口にする物の大切さを今一度知るためにも、非常に有益な内容となっておりますので、ぜひ最後までお付き合いください。

◆便利すぎる食生活

*現代日本の食をめぐる悲惨な状況

みなさんは、毎日どのような食事を摂っていますか?
私のブログを読んでくださっている方は、美や健康の意識が比較的高い方が多いので、今からの話は当てはまらないかもしれませんが、今の多くの日本人の食生活は本当に悲惨と言っても良いレベルだと考えています。

朝食はトランス脂肪酸や添加物たっぷりのパンと牛乳、または子供から老人までが平気でファストフード店のモーニングを食べ、昼食ではコンビニのお弁当やパン、おにぎりとカップラーメン、ファストフードの牛丼やハンバーガーで済ましてしまいます。
そして夕食もまたコンビニ弁当や揚げ物などのお惣菜、お手軽な外食の麺類、丼ものなどを食べ、ふと野菜不足に気づいて、漂白や消毒され栄養も何もあったもんじゃない袋入りの野菜やコンビニやスーパーのサラダを急いで足して罪悪感を拭い去る…このような方は決して珍しくないのが現状だと考えます。

もちろん毎日毎食ではなく、普段は食事に気を付けているという方であっても、忙しさや経済的なことを理由に、3食のうちの1食や週に何回かは似たような食生活をしている方はかなりの数いらっしゃるのではないでしょうか。

*97倍に増えたコンビニ

私が小さいころに徐々に増え始めたコンビニですが、1980年代に600店舗程度だった店舗数がなんと現在は58000店舗もあります。恐るべきことに約100倍(正しくは97倍)にまで増えたのです。これは私たち日本人の食生活にコンビニがなくてはならない物となってしまった結果ですが、果たしてそれで私たちの食生活は本当に豊かになっているのでしょうか。

もちろん便利になったのは間違いないことです。多少のへんぴな場所でも少し行けばコンビニはあるので、今までなら食べずに済ましてしまっていた1食が、簡単に摂れるようになりました。非常に便利です。けれどもそれがイコールで本当の意味での食生活が豊かになったとは考える事はできません。

*食事としての価値はない

『例えコンビニ食でも、食べられないより食べるほうが良いのだから、豊かになっている!』と思う方もいると思いますが、それは食べることで体の役に立つ食べ物の場合です。体にとって良くない物なら、食べないほうが遥かにマシなのです。

余談ですが私は、現代人は食べ過ぎのせいで体を悪くしている部分があり、むしろ1食くらい抜くほうが良い、ファスティング(断食)で体内の掃除をするべきだ!と考えていますので、余計に無駄なものを摂取することはお勧めできません。

添加物にまみれ、消毒されたコンビニ食には、体内に余分なものを蓄積させることはあっても、食事としての価値はほとんどないと考えます。空腹や食欲を満たすという意味では価値はあるかもしれませんが、体を作る・必要な栄養を摂取するという意味ではほとんど価値はないと考えます。

もちろん私も時としてコンビニ利用はしますし、コンビニが嫌いで叩きたい訳でもありません。しかし、コンビニやスーパーで売っているおにぎりやサラダやお惣菜と、お家で作るおにぎりやサラダやお惣菜が、見た目は同じでも全く別の食べ物であると認識しながら、ご自身や大切な人が食べるかどうかの選択して欲しいと考えます。

◆大切な人に食べさせないで欲しい食べ物

ではここからは、実際に食べてほしくない食べ物を、理由とともに具体的にお話ししていきます。もちろん多少食べたからといって、すぐさま健康を害するという訳ではありませんので、たまに嗜好品として食べる分には大きな問題は起こりません
けれども、継続的に食べたり、体に良いと思って積極的に食べることは決してしないようにして欲しいのです。
繰り返しますが、私たちの体は私たちが口にしたものだけでできています。昔はなかったアトピーなどの免疫疾患はじめ、多くの現代病がなぜ起こるのか、それは口にしているものが原因なのではないだろうかと、少し疑問を持って食生活を考え直すきっかけにしてみて下さい。

以下に紹介していくものは、例えば《ポテトチップス》や《カップラーメン》《ファストフード》などのように、誰もが『多分健康に良くないよね…』と想像できるものではなく、『え?これも良くないの?』といったように盲点になりやすいものに絞ってご紹介します。

*パン・うどん・パスタ

全てのパンやうどん・パスタが悪いわけではありません。ここでご紹介するのは、いわゆる輸入小麦で作られた小麦製品です。
日本で流通している約86%の小麦は輸入小麦でまかなわれています。そしてその輸入小麦の何が危険かというと、 ポストハーベストという危険な農薬が含まれているからです。ポストハーベスト農薬というのは、農産物の収穫後に、

  • 農産物の品質の低下を防ぐ
  • 農産物の虫による捕食や腐敗による廃棄を減らし、農産物を安価に供給する
  • 輸送・保管中に発生したカビなどによる食中毒を防止する

といった目的で使用される薬剤です。1種類の化学物質の名前ではなく、上記のような目的で使用される化学物質のの総称です。
外国産小麦は収穫されてから製粉され、私たちの手元に届くまで長期間を要するため、たくさんの化学物質によって品質を安定させています。

そのポストハーベスト農薬ですが、日本では使用が認められていません。理由はもちろん危険だからです。しかし輸入農作物に関しては、農薬としてではなく《防虫剤・殺虫剤・防カビ剤》などとして、添加物の名目で許可されているのが現状です。
そしてもちろん、小麦そのものではなく製品となっているパンや麺類に、わざわざ小麦自体に使用されている農薬や添加物の記載はないので、《無添加》だと思って食べている食品にも多量の農薬や添加物が入っている可能性が高いという訳です。

またこれら脳化学物質は、複数の種類を使用しているものなのですが、これらが単体ではなくいくつか合わさって使用された時の体内での反応などもわかっておらず、非常に危険な可能性もあるのが現状です。

更に言うと、昨今は小麦に含まれるグルテンそのものが体内に炎症を引き起こすことも言われており、体質によってはかなりの悪影響を及ぼすこともあるので、いずれにしても嗜好品程度にとどめ、くれぐれも食べ過ぎないようにしてください。

*レモン・オレンジ

こちらも小麦と同様、レモンやオレンジが体に悪いという訳ではなく、輸入された柑橘類に大量に使用されて、残留しているポストハーベスト農薬が問題です。輸入物の柑橘類には、かなりの種類・量が使用されます。
皮ごと食べる機会は多くはないですが、食べるときはどうしても皮の部分だって口に触れますし、絞れば農薬だって一緒についてくるのが実際のところです。
また、サワーなど飲み物に皮ごと大量に入っているときは更に要注意です。国内のオーガニック物でもない限り、皮ごとの使用は控えておくのが無難です。

*おにぎり・おでん・サラダ

『おにぎりにおでんとサラダ!とてもヘルシーでバランスも良い組み合わせじゃないか!』と思う人が大半だと思います。私もおでんもおにぎりも大好きです。もちろんこれがお家で作ったものであれば何の問題もありません
では何がダメかというと、これらをコンビニで買って食べる事です。おそらくコンビニ食の多い方は、濃い味付けや体に悪そうなお弁当にも飽き、せめて少しでもヘルシーな物を買おうと、《おでん・おにぎり・サラダ》を買って罪悪感を減らしている人が多いのではないでしょうか
では何がダメかを詳しくお話しします。

《おにぎり》

まずおにぎりには、それはそれはもう大量・多種類の添加物が入っています。考えてみれば当たり前のことで、製造から運搬⇒店頭に並び⇒みなさんの口に入るまでかなりの時間を要する訳ですが、その長時間の間に少しでも傷んでしまえば大問題になります。
そのため何よりも大事なのは、傷まない事です。なので大量の防腐剤や保存料をはじめとした化学物質が添加されています。

しかし、昨今の添加物が良くないというブームのせいもあり、原材料表示に化学物質の羅列をすると当たり前に売れなくなるため、売る側も工夫します。
《保存料・着色料無添加》などと、いかにも体によさそうなことを記載する場合もありますが、大きな落とし穴があります。それは《PH調整剤》の存在です。

おにぎりの原材料表示には必ず記載があるので、聞いたことがある方も多いと思いますが、このpH調整剤なるものは、34種類の化学物質が認可され、それらは何種類使おうが一括で《PH調整剤》と記載すればよく、どのような添加物をどれだけ使ったかの表示義務はありません。
更に、PH調整剤は《時間の経過とともに食品が変質したり変色したりするのを防ぎ、なおかつ他の食品添加物の効果も高めてくれる》という、製造側にとっては夢のような化学物質であるのです。

《おでん》

まず、出汁が問題です。一口飲んで美味しい!と感じるうまみたっぷりのお出汁ですが、天然のカツオや昆布で取った良質なお出汁ではありません。『天然の昆布やカツオで~~と言っているじゃないか?嘘なのか?』と思われたかもしれませんが、たとえ1滴でも入っていれば、ごく少量、カツオや昆布でとったお出汁が入っていても、あたかもたっぷり使用している!天然カツオと昆布を使用した出汁だ!という様に言えてしまいます。
その代わりにすぐに味の整う、化学調味料が大量に入っていたりします。『化学調味料不使用』と書かれていても代わりに《蛋白加水分解物》や《酵母エキス》といった問題点の多い添加物が使用されています。

また最大の問題点は、おでんの具材についてです。これらは外注なのですが、どんな添加物を使用していても、コンビニ側に表示の義務はありません。これはキャリーオーバーと呼ばれるシステムによるもので、例えば具材のはんぺんや平天に大量の添加物が使用されれていたとしても、おでんに加工してしまえばそれらの添加物表記は義務ではないという事です。
表記の義務があるのは、おでんを作る際に、コンビニ側が添加した添加物のみとなります。
もっとわかりやすい例えでは、しょうゆ味のおせんべいに使用している元のしょうゆ自体に、保存料が入っていても、おせんべいに加工した後は保存料の表記義務はないという事です。

何がどんだけ入っているか未知数なものを、わざわざヘルシーだ、健康的だと勘違いして積極的に食べる必要はないと考えます。やはりこちらも嗜好品程度に止めておきましょう。

《サラダ》

こちらもおにぎり同様、傷んでしまったり見た目が悪くなると大問題な上に売れなくなってしまうため、大量の添加物が入っています。そしておにぎりと同じく、いくら入っていてもPH調整剤と一括りにされます。またそれ以外にも、見た目が大事なこともあり発色剤などが使われていることが多々あります。
着色料や保存料が無添加だからと、惑わされることのないようにしましょう。

更に、生野菜においては消毒や洗浄が強化されているため、それらの洗浄成分も残っているのはもちろんの事、そういった化学物質に長くさらされるため、本来の野菜の持つ栄養素などは、かなり失われていると考えられます。
また、安価な野菜を使用しなければ商売にもなりませんので、特に特別な表示がない限りは、安全面より価格重視の野菜を使っているのが一般的です。

しかしながら昨今は、輸送技術の発達などにより、一昔前よりは添加物を減らそうという動きも見られています。コンビニなどのおにぎりやサラダも家庭で作る物に近づく事を願うばかりです。

*牛乳

大きくなるため、骨を強くするためにしっかり牛乳を飲まなければならない。そう信じて私たちは小さいころから牛乳を飲んでいました。当たり前のように給食に出され、苦手な子も有無を言わさず体に良いからと飲まされ続けているのは、今も昔も変わらないかもしれません。

《牛乳は正義の味方》から、一時期は《牛乳は絶対悪》と一部の方から大きく批判されましたが、最近では批判の内容に科学的根拠が薄いという理由で、《牛乳が体に悪いはデマ!嘘!》という記事も多くみられます。

確かに、カルシウムの吸収が野菜などに比べ良いことや、食の細い子供の栄養補給など良い面もあるかもしれませんが、多く摂ることによる弊害も、また多いと考えます。
動物性のたんぱく質や資質である以上、腸内環境に決して良いわけではありませんし、乳糖不耐性の方はおなかを壊します。また摂りすぎは肥満や、逆にカルシウムの流出の原因にもなります。
一時期言われていたような絶対悪でないにしても、正義の味方という訳でもありません。あくまで、適度に嗜好品として飲むのは良いとしても、健康のために積極的に毎日飲むものではないと考えています。

◆好きなものを食べたいならデトックスを!

上記で紹介した以外にも、世の中には食べ続けると健康を害する食べ物が数限りなくあります。添加物と化学物質にあふれかえっていますので、それらを避けて生きていく事は、もはや難しいと考えたほうが良いでしょう。
更に言うと、例え体に悪くない物を食べていても、食べ過ぎは全て体の害となります。
私たちの体は、食べた物を消化する事にばかり内臓の力や酵素を使用して、体内にたまった添加物や化学物質を外に排泄したり、体内で発生した毒を分解・代謝することが疎かになっています。

そうやって排泄されないまま体をめぐり続けている毒素たちが、私たちの健康を害します。健康だけではなく美容面でも悪影響が生じます。精神面の不調も食べるもので変わります。
だったらどうすれば良いのか、それはデトックス(毒出し・クレンズ等とも言われる)を行ってください。デトックスの具体的な方法は、様々ありますが、一番のおすすめで最大に効果があるのはファスティングです。
ファスティングについては、その嬉しすぎる効果や、具体的な方法、最も効果を高めるファスティングドリンクについてなど、多くの記事を書いていますので、ぜひ参考にして頂いて、定期的なファスティングを行ってください。

好きなものを食べたいならデトックス・ファスティングは絶対に必要です。

◆まとめ

本日は、意外に盲点になりやすい危険な食べ物についてご紹介しましたが、みなさんはどれくらい知っていましたか?うすうすは気づきながらも、便利さが先立って目を背けてしまっていた人も少なくないと思います。
もちろん、上記で紹介した食べ物よりはるかに危険で、できるだけ食べないほうが良いものはたくさんあります。
トランス脂肪酸と添加物たっぷりの袋入りのパンやスナック菓子、お砂糖たっぷりの炭酸飲料やドーナツや生クリーム…世の中には溢れかえっています。

しかしこれらのものを、健康にいいと思って積極的に食べる人は少なく、みなさん嗜好品として控えつつ食べているので大問題ではありません。
問題は、健康にいいと信じて積極的に食べているにもかかわらず、実は健康を害する危険性がある食べ物です。
何度も言いますが、私たちの体は私の口にしたものだけでできています。それを忘れず、ご自身と大切な人の食生活を今一度考え直すきっかけにして頂けると幸いです。

また、世の中にはもう安全な食べ物はないと考え、それならば体内にたまった毒をしっかり排泄していく事が大切だという事もわかりました。最高の毒だしであるファスティングを、ぜひ皆さんも実践してみて下さい。
その際は、ファスティングアドバイザーのいる当薬局にぜひご相談ください。