1日3食?あなたは食べ過ぎです!まずは朝食(固形物)を食べない事から始めましょう~1日2食のススメ~

皆さんこんにちは。
【酵素販売歴40年のいわま薬局】酵素マイスターの石原です 。
本日のお話は、[1日3食は食べ過ぎ]についてのお話です。

近頃、色々な本やメディアで『空腹こそが大事』『1日2食で良い』『断食が老化を防ぐ』といったように、
食べない事による健康法が話題になる事が大変多くなりました。

私達は、酵素ドリンクによるファスティングや置き換えを、もう20年以上前からおススメし、
『みなさんは食べ過ぎです』『足し算ではなく引き算の健康法を!』とずっとお伝えしてきたので、この小食・断食ブームは、大変嬉しい気持ちでいっぱいです。

本日書く内容は、20年近く前にお会いし、ファスティングに興味を持つことになったきっかけにもなった、
【脳と体が若くなる断食力】【細胞から元気になる食事】【ファスティングジュースダイエット】などの著者で、断食の第一人者と言われる山田豊文先生と

最近読んで、初心者でも分かりやすかった【1日3食をやめなさい】の著者の、内海聡先生の本を参考に書かせて頂いております。

これを機に、皆さんにも、単に食べないではなく『正しく食べない』という事を知って頂き、ただ長生きするのではなく、本当の意味での老化を遅らせ、いつまでも若々しく健康で過ごして頂ける事を心より願っています。

:沢山食べる=健康になるという幻想

●1日3食の習慣はつい最近できたもの

皆さんは、1日の食事は当たり前のように、朝食・昼食・夕食と3食食べるものだと思っているかもしれませんが、実は、その習慣が定着したのは、つい最近の事なのです。

日本では、江戸時代は1日2食でした。
また明治時代になるまでも、午後12時くらいに1食目を摂り(朝食=昼食)、夕方に夕食を摂るのでやはり2食。
余談ですが、天皇家でも、昔は午前10時と午後4時の2回の食事を摂っていたという事が知られていますので、やはり1日2食でした。

さらに、江戸時代より前に至っては、1日1.5程度だったという事も分かっており、歴史から考えても、1に3食は随分と多いと考えられます。

要する事が、現代人は【食べ過ぎ】の状態なのです。
そして、大前提として食べ過ぎは毒です。(詳細は後ほどご紹介します )

食べ過ぎているという事が、老化を早め、健康を害し、私たちの身体に大きな負担となっている事は紛れもない事実だという事なのです。

●なぜ近代になって急に1日3食が定着したのか?

本来食べ過ぎが毒になるはずなのに、なぜ1日3食=食べ過ぎが、近代になって定着したのでしょうか?
これには様々な説がありますが、たくさん食べる事が良い事であるという考えが定着した理由は、以下のようにも考えらてれいます。

近代栄養学の父と言われた【カール・フォン・フォイト】による、『 よい栄養に、とり過ぎるということはない 』という言葉のおかげで、栄養を摂れば摂るほど(食べれば食べるほど)健康になるという考えが広まってしまった事と同時に、
戦争などで空腹に苦しむことが多かった私たちにとって、お腹いっぱいに食べる、何度でも食事を摂れるという事は、大変な憧れであり、富の象徴であったのです。

そしてちょうど明治政府の徴兵令の際に、『白いご飯がいつでも好きなだけ食べられる』というのを売りに、兵役中は1日3食の食事が摂れたことなどから、その後、世間一般にも浸透していったと考えられています。

●なぜたくさん食べてはだめなのか?

人間の体には、消化・吸収・運搬・代謝・排泄という大きな5つのプロセスがあります。
その中でも、体にとって負担が大きく最も労力を使うのが、食べた物の消化と吸収です。
けれども、生命を健康に維持し、病気にならない体づくりを行うのは、運搬・代謝・排泄がとても大切です。

沢山食べるという事は、消化や吸収を絶えず行っている事であり、胃腸や肝臓をはじめとする大半の臓器が働きっぱなしとなり、内臓はどんどん疲弊し、消耗し、老化していきます

さらに、消化や吸収にばかり労力を使っていると、人間の身体を正常に保つ作業である運搬・代謝・排泄機能が疎かとなってしまい、その結果、万病の元となってしまいます。

1つ具体的に言うとすれば、排泄機能が疎かになるとは=腸内環境が悪化するという事でもあります。食べ過ぎは、間違いなく腸が汚くなります。
最近は【腸活】という言葉が大きく取り上げられている様に、腸の健康=体の健康・お肌の健康と考えられるようになっている事からも、腸が汚れる食べ過ぎが、いかに私たちの美容や健康にとって良くないかがお分かり頂けるかと思います。

決して飽食の時代とは言えなかった昔に比べ、1日3食が定着し食べたい時に食べれる現代になってから、【生活習慣病・アレルギー・ ガン 】などの、いわゆる「現代病」が急激に増加したことは偶然の一致ではありません。

そもそも人間の身体というものは、『飢餓』を前提に作られ、何百万年も存在しています。
狩りをする訳でもなく、食べたい時に何かしらの物を食べる事ができる『飽食』の状態などというのは
人類にとって未知の世界であり、私たちの身体は全く対応できていません。
そのため、食べ過ぎる事による弊害が多く出てきているということなのです。

実際、少食にはさまざまなメリットがあることもわかってきています。  
例えば、カロリーを3割抑えた食事を7 年間続けた人は、
心臓年齢が実年齢よりも20歳若かったという報告があります。
また動物実験でも、カロリーを3割抑えたエサを与えられていたマウスは、
乳がんの転移リスクが下がったり、健康寿命が延びたりすることがわかっているとの事です。

: 朝食はしっかり食べるべきという幻想

●午前中は排泄の時間

『朝ごはんはちゃんと食べなさい』『朝ごはんを食べないと頭が働かない』そのように言われて育った人は多いと思います。
結論から言うと、これは間違いです。むしろ、朝からしっかり食べる事は体にとっては大きな負担となってしまいます。
私たちの身体には、大きく分けて、3つの時間帯があると考えられています。

・午前4時~午後12時 【 排泄の時間 】

・午後12時~午後8時 【栄養補給と消化の時間】

・午後8時~午前4時 【吸収と代謝の時間】

上記からも分かるように、通常、午前中に起きた場合、朝食の時間帯は【排泄の時間】です。
体内から、要らないものを出す、デトックスの時間帯なのです。

前章でも軽く触れましたが、元々人間は1日1.5~2食です。
目覚めてから最初の食事は、起きて早々に食べるのではなく、まずは何も食べず、食べるものを用意(狩りや収穫など)する事から始まり、起きて数時間し、内臓も十分に動き出した頃に、やっと1食目を食べるといった形なのです。
朝という時間帯は、内臓を休ませるべき時間なのです。ですから、朝食は食べなくても全く問題はありません。
しかし、より良い排泄を促すためにも水分は重要です。
起床時から午前中いっぱいは、たくさんの良質な水分を心がけるようにして下さい。

●固形物は摂るべからず

前章で、朝食は摂取しなくても全く問題ないとは申しましたが、当たり前のように朝食を食べ続けていた私たちにとっていきなり朝食を全く抜く事は辛く感じる方も多いと思います。また、

・昼食時間が遅めの方(昼食を抜く方)
・成長期の子供達
・前夜の夕飯が早めの方

などにとっては、 お昼ご飯まで水しか飲まない事は必ずしも良い事だけではない可能性もあります。
現に、朝ごはんを全く食べない子供達の勉強のパフォーマンスが落ちるといった研究結果もある事から、要する事が、朝ごはんの内容の問題だと考えます。

1日3食を良くない事としているのは、回数の問題ではなく、トータルの食べ過ぎの問題と、排泄=出すことが最も重要な午前中の時間帯に、消化に時間のかかるような重い食事・しっかりとした朝食を摂ることが良くないという事なのです。
結論を言いますと、朝ごはんを食べる場合は、固形物を食べないで下さい

前夜の食事から時間が経ち、休んでいた私たちの胃腸に、いきなりの固形物は大きな負担となります。
更には、酵素の無駄遣いが大幅に増え、消化不良を起こしやすく、未消化物が腸に行くことで、腸内環境も悪くなり、悪影響がさらに大きくなります。
ですから、午前中摂取するのであれば、

1:胃腸に負担をかけない
2:消化酵素の無駄づかいをしない
3:酵素やビタミン・ミネラル・ファイトケミカルなのの栄養素がたくさん含まれている

その様な固形物ではない食事代わりの物を摂って頂ければ、水だけの午前中にする必要はありません。

具体的には、加熱していない自家製の果物野菜ジュースや、酵素や他の栄養素がたっぷりの良質な酵素ドリンク(ファスティングドリンク)が大変お勧めです。
特に、昼食や夕食が、消化に負担がかかる、たんぱく質や脂質の多い食事内容である場合は、水以外全く何も口にしない午前中よりは、
上記のような消化や代謝・排泄の手助けとなるドリンクなどを摂取してから次の食事に臨まれることをおすすめしています。

●スタートは1日2食→時にはファスティングに挑戦

ここまで、1日2食のススメをお話してきましたが、本来の最終目標としては、数日間の断食(ファスティング)をお勧めしています。

断食(ファスティング)については、別の機会に詳しくお話ししますが
・脳のリセット
・体のリセット
を行う事で、細胞を若返らせ、免疫を高め、代謝を高め、脳力を高めるといった、究極の健康法であり、美容法であります。

現代人には必ず必要不可欠な断食(ファスティング)ですが、昨日まで思う存分食べていた人が、急に何日ものファスティングを行う事はハードルが高く、また失敗もしやすいのが現実です。

そのため、まずは空腹になれる事や、必要以上に食べ過ぎる事をやめる事から始めるのが大切です。
その最初のステップとして、当たり前のように1日2食までという日常を送る事をお勧めしています。

1日2食に慣れたら、次はまずは丸1日の断食を1.2週間に1度行ってみて下さい。
それも余裕を持って行えるようになれば、3日程度の断食を行ってみて下さい。
今回参考にさせて頂いた本では、最終は、7日程度の断食をお勧めしていましたが、専門的な施設などに行かず、普通に日常生活を送りながらの断食の場合は、私は、3日程度の断食(ファスティング)で十分だと考えています。

ただし、断食(ファスティング)の場合は、水だけの本来の断食は危険を伴なうことや、辛い思いを多くすることなどデメリットが多く、失敗に終わる事が多いため、必ず、良質な酵素ドリンクなどのファスティング用のドリンクを摂取しながら行う事が大切です。

まずは、1日の内の1食を抜く(または固形物を摂取せずファスティングドリンクなどに置き換える)ことから
始めてみると良いでしょう。

ちなみに、抜く(置き換える)のは朝食ではなく、昼食でも夕食でも構いません。
朝は、排泄の時間という事や、楽に実行できることからおすすめですが、臨機応変に実行すればよいと考えています。
もちろん、1日1食にし、2食を抜く(置き換える)という形でも問題はありません。

本日は、私たちは食べ過ぎている事、小食のメリット、1日2食のススメについてお話ししました。
この他にも、ファスティングについてのたくさんの記事を書いているので、よろしければ参考にして下さい。

また、いわま薬局がおすすめしているオリジナルのファスティングドリンクについてや、その他ご質問などがありましたら、どの様な事でもお気軽にご相談下さいませ。

本日も最後まで読んで頂きありがとうございました。
これからも、皆様の美容と健康にお役立ていただける記事を書いていきますので
今後のブログも楽しみにしてくださいね。