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体温が1度下がると免疫力は37%減!代謝は12%減~免疫力と代謝を上げる方法を徹底解説~

みなさん、こんにちは。
いわま薬局・酵素マイスター&ファスティングアドバイザーの石原です。

本日は、体温と免疫力・代謝の関係について掘り下げてみたいと思っています。

酵素ドリンクのお話からは、少し離れる事が多い内容とはなりますが、
実際は体内酵素とも大きな関係があることなので
今回の話は、ご来店のお客様にも、頻繁にお話します。

みなさんが考えている以上に、適正な体温というのは大切であり、
低体温が、代謝の低下だけでなく、人間にとって何よりも大切な【免疫力】に、
大いに関係している事をお話していきます。

また、代謝や免疫力以外にも、適正な体温より低い、低体温がもたらす、様々な弊害についても
お話していきたいと思います。

【目次】
1:低体温がもたらす大きな3つの弊害
2:実はあまり知られていない体温のお話
3:皆さんの体温(平熱)を上げるためにできる事

1:低体温がもたらす大きな3つの弊害

皆さんは自分の平熱をしっていますか?
健康的な人の平熱は、「約36.5~37.1℃」といわれています。
これは、人間の体内の様々な器官や機能が、この体温の範囲内で正常に働くように構成されているからです。

栄養の吸収、エネルギーの代謝、老廃物の排出など、生きてゆくうえで欠かせない数多くの働きは、
体内の代謝酵素によって化学反応を起こす事で機能しています。

そして、この体内の代謝酵素が活性化しやすいのが上記の体温と考えられているのです。

しかし近頃は、体温の低い【低体温】状態の人が、大変増えているといわれています。

ここで注意が必要なのは、医学上で言われる【低体温症】と、
一般的に、平熱が低く【低体温】といわれる事は、まったく別物であるという事を理解しておくことです。

【低体温症】とは、深部体温が35度以下になります。
この場合体温が低いというだけではなく、人間の体の機能を維持できなくなり、放っておけば生命の危機となりますので、明らかな治療が必要となります。

これに対し一般的に言われている「低体温」に明確な定義はなく、
健康的な方の平熱(36.5~37.1度ほど)より低いと低体温、特に36度以下になると、
様々な健康上の弊害が出る可能性が高いと考えられています。

本日のお話は、美容や健康の維持に関係する、一般的な【低体温】に関するお話だということにご注意下さい。

低体温になってしまう原因としては、
 ・ 筋肉量の低下
 ・ホルモンバランスの乱れ
 ・ストレス
 ・自律神経の乱れ
 ・食生活の乱れ(飲酒も含む)

など、様々な原因がありますが、低体温になると、以下のような弊害が出やすいと考えられます。

① 免疫力の低下

例えば、健康な人の平熱の下限であると考えられる【36.5度】から、1度下がっただけで
人の免疫力は30~37%程度下がると考えられています。

約3分の1もの免疫力が下がってしまうというのは、大変危機的だと考えます。

なぜ、体温が下がると免疫が下がるのかというと、それは血流が悪くなり「白血球」の働きが鈍くなるからです。
白血球には、 いわゆる「免疫細胞」と呼ばれ、体のなかに侵入してきたウィルスや細菌を排除する働きのある細胞が多く存在します。

例えば、「マクロファージ」は病原体を食べ、「NK細胞」はウィルスに感染した細胞やガン細胞を排除する強い力があります。

体温の低下によって、こういった免疫細胞による働きが鈍くなり、免疫力の低下となります。
そのため、感染症や生活習慣病はじめ、アレルギー疾患等のリスクが高くなります。

② 基礎代謝の低下

こちらも上記同様、体温が1度下がると、基礎代謝は約12%も下がると考えられています。

「基礎代謝」は、脳・心臓・呼吸器・消化器などの内臓機能を自然に動かすため、
いわば生きているだけで消費されるエネルギーです 。

体温が下がる事で、これらの働きも正常な状態に比べ鈍くなってしまい、基礎代謝自体が下がる事になります。

基礎代謝は、筋肉量が下がる事で大幅に落ちてしまう事は良く知られていますが
それは、筋肉量が下がる事で、体温が下がってしまう事も一因とされています。

基礎代謝量が減ると、同じ生活をしていても太りやすくなってしまう事は、みなさんもうご存じだと思います。

③ 体内の酵素活性の低下

最初に少し触れましたが、
栄養の吸収エネルギーの代謝老廃物の排出など始め、目で何かを見る事も、においを嗅ぐことなど、
ありとあらゆる生命活動というものは、
体内の代謝酵素によって化学反応を起こす事で機能しています。

体温が1度下がると、これらを担う、体内の代謝酵素の活性が50%も下がってしまうと考えられています。

代謝酵素の働きが下がってしまうと、 栄養の吸収、エネルギーの代謝、老廃物の排出なども下がり、
先にお話しした①免疫力の低下②基礎代謝量の低下に、、大いに影響することはもちろん
腸の働きも大変悪くしてしまい、腸内環境の悪化にもつながります。

腸内環境の悪化は、何度もお話ししているように、
・アレルギー疾患が出やすい
・病気になりやすくなる
・肌が汚くなる
・精神面にも影響する
・太りやすくなる

などをはじめ、多くの好ましくない反応が出る可能性が高くなります。

昨今、大変求められている【腸活】においても、低体温を防ぐことが大切となります。

2:実はあまり知られていない体温のお話

体温と人間の身体の働きについては、意外にも知られていないことや、
何となく聞いたことがあるけれども、よくわかっていない事などが多くあります。

ここでは、そんな沢山の体温と体のメカニズムの関係について、いくつか興味深いものをお話しします。

① がん細胞が好きなのは・・・

ガン細胞というのは、遺伝子の誤作動によって生じるものですが、
最近の研究では、正常な体温の人より低体温の人の方が、遺伝子の誤作動が起こりやすくなるとの報告がなされています。

遺伝子の誤作動によって生じたガン細胞というのは、毎日生まれ、免疫細胞によって毎日駆除されていますが
誤作動で生じたガン細胞がもっとも活発になるのが、体温が35度台の時だという事が分かっており、
35度台というのは免疫が大きく下がってしまうと考えられる体温であります。

したがって、平熱が35度台の低体温と言われる状態では、
免疫が著しく下がる上に、ガン細胞も活発になるという、ダブルの悪影響が生じ
正常な体温の状態に比べて、ガンになりやすいという事が推測できるのです。

逆に、37度を超えた辺りから、体内酵素が活性化しはじめ、ガン細胞は約40度で死滅すると考えられています。

ガン細胞だけではなく、37度から40度くらいまでの間では、体内酵素の活性が一気に上がり
一時的にではありますが、免疫が5~6倍にも跳ね上がると考えられています。

風邪など病気の時に、熱が出るのは、そうして免疫細胞が、細菌やウイルスと戦っている状態ですので
すぐに解熱剤などで下げてしまうのは、少し勿体ないように思います。

もちろん、高熱によって免疫が飛躍的に上昇するのは、一時的な事であり、
高熱が長期間続く事は、その他のリスクが生じてくるので、見極めも必要となるのが難しいところですね。

② イヌイットの必要エネルギーは1日約5000キロカロリー

エスキモーが差別用語だと言われることあり、昨今はイヌイットと呼ばれたり、
その他、部族が好む呼び方がそれぞれにありますが、
ここでご紹介したい事は、要することが、極寒の地域で生活している人々についてです。

彼らの1日の必要エネルギーは、(もちろん個体差は大いにありますが)
4000キロカロリーとも5000キロカロリーともいわれます。

もっとわかりやすく言うと、北極や南極を探検している人々は、1日5000キロカロリー摂取しても
どんどん痩せていくという体験記などを読むこともあります。

これは何を意味してるかというと、寒いところでの生活は消費カロリーがものすごく多い
=なぜかというと、人は体温維持に膨大なカロリーが必要という事です。

人がじっと寝ていても生きているだけで消費する【基礎代謝】の約70%は、体温の維持に使われている事は
みなさん、あまりご存じないのではないでしょうか。

これを聞くと、一瞬、『じゃあ低体温の人の方が、もっと体温を上げるためにカロリーを消費するから痩せるの?』
と、思われた方もいるかもしれませんが、真逆です。

平熱の高い人ほど、体がその平熱を維持するために、カロリー消費をするので消費量は増えます。
なので、同じ1人のあなたという人が、同じ運動量で
寒い場所で過ごすのと、熱い場所で過ごすのとでは、寒い場所にいる方がカロリーの消費は多くなります。

その様な事からも、基礎代謝量を上げたい人(手軽に痩せたい人)は、やはり平熱を上げることが近道のようです。

もちろん、痩せたい人は、基礎代謝量だけに頼るのではなく、
運動などによる生活活動代謝量をあげることがもっとも近道なのですけれども・・・

3:皆さんの体温(平熱)を上げるためにできる事

一昔前の統計では、健康な日本人の平均体温は【36.89℃】、もう37度に近いような体温が示されていました。
ところが、2008年の調査では、【36.14℃】であることが報告されています。
なんと!!以前にくらべて「0.75℃」も平均体温が低下しているということなのです。

体温が37度に近い状態だったのが、もはや低体温に近い36度程度・・・
これは、正直良くない傾向であり、【低体温】状態の人が大変多くいらっしゃるという事だと考えられます。

それでは、どの様にして、【低体温】の改善をすればよいのか。
最初方でお話しした、【体温を下げてしまう原因】を改善すればよいわけですので、
実際に具体的な方法を、見ていきましょう。

① 筋肉量を増やす・適度な運動を継続する

筋肉量が増えると体温も上がり、筋肉量が減ると体温が下がってしまうのは、お話をした通りです。
もちろん、それに伴って基礎代謝量も同じようになります。

年齢と共に、筋肉量が減っていくことで、体温が下がっている事も多くみられますので
過剰な筋肉は必要ありませんが、適度な筋肉量はつけておくことが良いでしょう。

また、特別筋肉が増える運動でなくとも、日常的な軽度の運動を継続する事でも、体温は上がります。

・ウォーキング
・スクワット
・ヨガやストレッチ

上記のような運動でも十分ですので、最近、筋肉量が落ちているなと感じた方はぜひ始めてみて下さい。

② お風呂にしっかりつかる

近頃は、お湯につからずに、シャワーのみで終わらせる方が、大変多い事も、
日本人の低体温を進めてしまった原因ではないかと、私は考えています。

正しい温浴することで、運動等よりも深部体温が上がったという研究結果があります。
運動が苦手な方は、毎日(少なくとも週に3回程度以上)の入浴をしてみてはいかがでしょうか。

その際は、あまりぬるめのお湯ではなく、40度くらいのお湯に、しっかり身体が温まるまでは入った方が良いと考えます。

高齢者や持病をお持ちの方にはお勧めしませんが、【ヒートショックプロテイン】というたんぱく質を増やす
健康法ででもある入浴の仕方もあるので、また近いうちにご紹介したいと考えています。

入浴の際は、ただのお湯につかるより、
体を内部から温め、湯冷めしにくい良質な入浴剤などを使用するのもおすすめです。

お湯につかるのは、寒い冬だけというイメージがありますが、夏も冷房・飲み物などでかなり身体は冷えているので
夏こそ入って頂きたく、1年を通じて入浴を習慣づけると良いと考えています。

また、高温多湿で行うホットヨガなども、同様の効果を得られるのではないでしょうか。

③ 正しい食生活

温かい飲み物や温かい食べ物、もちろんそれらは、物理的に身体を温めるのでお勧めです。

その他、東洋学的に身体を温めるとする
根菜
・色が濃い食材
・寒い土地が産地の食材
・冬が旬の食材
などが、良いとされています。

また、生姜ネギやニンニクなどの薬味になるものもも、体を温める上に、
夏の食欲のない時でも、食欲増進につながるので、おすすめです。

しかし、それらの中でも、特におすすめなのが、飲み物でも食べ物でも【発酵食品】
東洋学的にも、大変身体を温めやすいと考えられています。

発酵食品には、腸内環境を良くする菌類も多く含まれ、
上記でお話しした【免疫力】や【代謝】の部分でもお話しした、酵素もたっぷり含まれることから
身体も温まりやすく、し血流も良くなり、中から健康にしてくれます。

また、ビタミンやミネラル、アミノ酸など、様々な栄養素も豊富な事が多いので、
温める事のみならず、バランスの良い食生活となり、体が正常に機能する事にも役立つと考えます。

④ ストレスを解消する

ストレスが万病の元となる事は、だれもがよく知っている事ですね。
活性酸素を増やしたり、胃腸に障害が出たり、精神的にも大きな影響を与えます。
過剰なストレスの後は、大体の方が、体調を崩してしまっているのを、よく見かけます。

もちろん、体温が下がってしまう原因にも大いになるので、
ストレスの解消は、健康に生きていく上では、最も大切な事といっても良いでしょう。

ストレスの解消法は、本当に千差万別で、みなさん個人が好きな事をするのが一番ですね。

けれども、好きな事がよくわからなかったり、時間や経済的な事で難しい時もあります。

そんな時は、例えば、身近な事から

 ・良く寝る
 ・特別でなくても好きなものを食べてみる
 ・入浴する
 ・動物など、癒されやすい動画をみる
 ・深呼吸をする
 ・~しなければならないという心から少し離れてみる
 ・セルフマッサージをしてみる

このようなことから始めてみてはいかがでしょうか。

本日は、
1:低体温がもたらす大きな3つの弊害
2:実はあまり知られていない体温のお話
3:皆さんの体温(平熱)を上げるためにできる事

上記3つについて掘り下げてみましたが、いかがでしたでしょうか。

特に 3:皆さんの体温(平熱)を上げるためにできる事  は、とても簡単にできる事が多かったように思います。

③のお食事の改善については、
私がいつもおすすめしている【無添加 発酵酵素原液:きせき/バイオきせき】が、とてもお役立ていただけます。

発酵食品である上に、代謝という体内の化学反応を担う多種多様な酵素もたっぷりです。
生きていくために行う体内の化学反応をしっかり手助けする、様々な栄養素も多く含まれています。

野菜や良質なたんぱく質の少ない外食やコンビニ食が多く、栄養バランスの悪い食生活を送っている方は
代謝も悪く、体温も低く、免疫なども大変落ちやすい状態です。

ぜひ、普段のお食事にも簡単に安全にプラスして頂ける、良質な酵素ドリンクを始めてみる事もご検討下さい。

ご不明な点がございましたら、どの様な事でも、お気軽にお問い合わせフォーム等より
ご連絡下さいませ。

本日も、長いブログを最後まで読んで頂き、ありがとうございました。


いわま酵素
いわま薬局 石原あかり